BLACK なまず 導入について(設置・接続通信環境)
設置環境
水平な場所に設置
耐震マットを利用し、できるだけ水平な面にBLACKなまず本体を設置してください。
※ 機器の上に物を置かないでください。
※ 放熱スペースを確保してください。(発熱する装置の近くに設置しないでください)
※ 風通しの良い空間に置いてください。
壁面などに固定
設置場所の幅が広がります!
壁掛ラック(オプション)を利用して、BLACKなまず本体を壁・柱・棚の側面などに固定することができます。放送設備の近くや、棚やデスクなどに置き場がないといったお悩みを解決します。
壁掛ラック
接続通信環境
インターネット回線 : 光・CATV
(
モバイルルーターでご利用になれる場合もございます。弊社までお問合せください。)
LAN端子 : RJ-45カテゴリー5以上 1ポート
ルーター(NAT変換) : 必要
インターネットプロトコル : Ipv4 自動IP取得の場合は、DHCPサーバーが必要
セキュリティーポート・ポリシー : TCP:9001・80 UDP:53 LAN⇒WAN方向開放
(申込手続き後、配信サーバーIPアドレスをお知らせする事が可能です。)
通信速度 : 接続ポートよりストレスなくインターネットが閲覧できるのであれば、利用できると判断いたします。
※受信端末用に専用回線を準備する場合は、
プロバイダー契約をお忘れになりませんようご注意ください。
BLACKなまず 運用・活用例・訓練 DL
BLACK なまず 運用・活用例
外部機器を制御
放送設備で館内放送、回転灯・電光掲示板などでも警報をお知らせ!
「BLACK なまず」が緊急地震速報を受信すると、即座に館内に一斉放送をすることができます。また、回転灯や電光掲示板などでも同時に警報をお知らせすることができます。
外部接続端子について
FM電波タイプの受信装置「デジタルもぐら」と併用
インターネット回線が不通になっても、FMラジオから緊急地震速報を受信!
デジタルもぐらとの併用で、さらなる安心感をプラス!
通常は「BLACK なまず」が緊急地震速報をインターネット経由で受信しますが、大規模災害によるインターネット回線の障害時には、自動で「デジタルもぐら」がFM電波経由で緊急地震速報を受信して、警報をお知らせすることができます。
津波警報、ミサイル発射など自治体からの避難指示などが発令された場合にも、「デジタルもぐら」からお知らせします。
さらなる安全・安心を追及した究極の地震防災システムです。
音声の優先順位: 1..BLACKなまず 2..デジタルもぐら 3..チャイムなどの外部音声
デジタルもぐら
「リアルタイム震度計 ぶるっとS波」と連動(オプション)
『揺れている間』と『揺れが収まってから』 別々のアナウンスを放送
地震が到達すると、揺れが始まり、徐々に激しくなり、最大の揺れとなり、その後、徐々に揺れが収まってきます。
揺れている時間は地震の特徴や規模などにより異なりますが、3分以上揺れ続けることもあります。
揺れている間は、身の安全を確保することが最も需要なことで、避難することではありません。
しかしながら、災害時には大きな揺れに対しての驚き・恐怖・不安などで、なかなか正常な判断を維持することは難しく、行動の判断を誤ることがあります。
混乱による2次災害を防ぐためには、揺れている間は『身の安全を確保するアナウンス』を流し続け、揺れが収まったら次にするべきことを指示する『緊急対応の指示や避難誘導のアナウンス』を放送することが重要です。
リアルタイム震度計 ぶるっとS波(オプション)を利用すれば、揺れている間は「身の安全を確保するアナウンス」を流し続け、 揺れが収まったら放送内容を変更し「緊急対応の指示や避難誘導のアナウンス」を流すことができます。
リアルタイム震度計 ぶるっとS波
リアルタイム震度計 ぶるっとS波 動作・アナウンス例
動作例
1.最初に「BLACK なまず」が緊急地震速報の警報アナウンス、予測震度・地震到来までの猶予時間を放送します。
2.地震が近づき、リアルタイム震度計「ぶるっとS波」が地震波を観測し、揺れ始めたら
身の安全を確保するアナウンスを放送します。
3.揺れが収まったら、
緊急対応の指示や避難誘導のアナウンスなどを放送します。
アナウンス例
1.緊急地震速報を受信 (BLACK なまず)
「緊急地震速報 震度5強 35秒後」
「緊急地震速報 震度5強 30秒後」
、、、、20秒後、、、、10秒、、、、、3、2、1
2.揺れ始めたら (ぶるっとS波)
「上からの落下物に注意し、揺れが収まるまで、身の安全を確保してください」
・・・・・揺れが収まるまで、繰り返す
3.揺れが収まったら (ぶるっとS波)
「揺れが収まりました 余震に注意し、状況に応じて緊急対応、避難を開始してください」
・・・・・任意の時間まで、繰り返す
「タイガーCALL」と連動 (オプション)
サイネージ・PCへ警報を割込表示!
「タイガーCALL」を利用すれば、デジタルサイネージやPCへ警報情報を割込表示することができます。同時にメールでお知らせすることも可能です。
「BLACK なまず」「スーパーなまず グー」「スーパードラゴン」「デジタルもぐら」「直下ドラゴン」など、津波警報を出力することができる受信端末であれば、緊急地震速報だけでなく、津波警報もポップアップで警告表示することができます。また、
警報情報をトリガーにして各種システムの起動も可能です。
タイガーCALL
「メールdeまもーる」と連動 (オプション)
離れた場所にいち早くメールで警報をお知らせ!
「メールdeまもーる」を利用して、「BLACKなまず」が受信した緊急地震速報・津波警報を、一斉メールで通知することができます。
出先の社員にも、即座に警報をお知らせすることが可能です。
メールdeまもーる
「Power なまず」と連動 (オプション)
停電時はPowerなまずに接続して再稼働、引き続き警報をお知らせ!
被災により停電しても、「Powerなまず」から「BLACKなまず」に電源を供給し、引き続き地震速報をお知らせすることができます。
FMラジオ・テレビ機能を搭載しているので、災害情報を収集することも可能です。
防水・防塵仕様、LEDライト搭載で持ち運びが可能、スマートフォンやその他の機器の電源としてもご活用いただけます。
「BLACKなまず」にのみ電源供給をした場合、電源供給目安時間は28時間です。
Powerなまず
離れた場所にも警報を通知
既存LANを利用して、離れた建物にカウントダウン音声で警報をお知らせ
既存のネットワーク(LAN)を利用して、離れた建物や場所にBLACKなまずの音声・接点を伝達します。
LAN音声送受信装置を利用すれば、ネットワーク経由で離れた建物の放送設備を自動で起動し、予測震度や猶予時間を音声でお知らせすることができます。(お知らせには多少の遅延を伴うことがあります。)
「BLACK なまず」1台分の保守料だけで、LAN音声送受信装置を設置した複数個所に警報をお知らせすることができます。
無線送信ユニットを利用して、離れた場所にカウントダウン音声で警報をお知らせ
既存のネットワーク(LAN)がない場所は、無線を利用して、離れた建物や場所に「BLACK なまず」が受信した警報を音声でお知らせ
することができます。
送信機設置場所から半径1km程度まで伝達可能です。(無線ですので、天候不良やその他ノイズの影響を受ける場合があります。)
ネットワーク(LAN)よりも、高速にお知らせすることができます。
「BLACK なまず」1台分の保守料だけで、複数箇所に警報をお知らせすることができます。
無線やネットワークを利用した運用・活用例 DL
BLACK なまず 防災訓練・試験放送
BLACK なまず を利用して、防災訓練及び試験放送をすることができます。
地震の揺れが到着するまでのわずかな時間を有効に活用し、少しでも災害を減らすためには、継続的な訓練がとても重要です。また、試験放送をすることで「BLACK
なまず」と放送設備との連動確認や、その他外部機器(自動ドア・エレベーターなど)との連動確認を行うことができます。
注意点
・テスト配信により、接続されている各種機器が非常動作(又は非常停止)します。
・接続されているスピーカーから音が出ます。関係部署さまへの事前通知をお願いします。
・子機をお買い上げのお客様は、子機からも音声が出ますのでご確認をお願いします。
・屋外スピーカーからも音声が出ます。近隣住民さまへのご配慮をお願いします。
防災訓練・試験放送は、以下の(1)〜(3)の中から適切な方法で実施してください。
いずれの場合も、
放送設備などの外部接続機器が起動しますのでご注意ください。
(1)BLACK なまず本体のボタン操作で実施
「BLACK なまず」本体操作で、防災訓練・試験放送を行います。
お客様の任意の日時で、いつでも何度でも行うことができます。 (無料)
ただし、本体に設定されている震度と猶予時間でしか防災訓練・試験放送を行うことができません。
本体操作を利用して防災訓練・試験放送を行う
(2)弊社へ「サーバー配信連動テスト」を依頼して実施
警報の模擬データを、緊急地震速報の配信サーバーから、インターネット経由でお客様の「BLACK なまず」に直接配信し、防災訓練・試験放送を行います。
予め弊社にお申込みが必要となりますが、お客様のご希望の震度や猶予時間で防災訓練・試験放送を行うことができます。
(有料となります)
弊社へ「サーバー配信連動テスト」を依頼して防災訓練・試験放送を行う
(3)気象庁の訓練報を利用して実施
気象庁は毎年「津波防災の日」前後に緊急地震速報の訓練報を配信しています。この気象庁訓練報を利用して、防災訓練・試験放送を行います。(無料)
ただし毎年、実施が確約されているものではないのでご注意ください。
気象庁 訓練報を利用して防災訓練・試験放送を行う