以下は、「東南海」「南海」の津波の予想高さの分布図ですが、東南海地震、南海地震は、海溝型の地震であるため、
巨大な津波が発生すると思われます。
(津波について詳しくは、「津波 Tsunami」を参考にして下さい。)
図をご覧になると分かると思いますが、津波の影響が小さな場所でも2mちかく、場所によっては12mを越す巨大津波
が襲い、甚大な建物及び人的被害が心配されています。
地震発生後10分以内に津波が到達する地域もありますので、自分が住んでる所の状況を知っておくことも重要です。
5メートルの津波でも、2階部分まで水がきます。
いつ発生しても不思議でない、「東海」「東南海」「南海」の大地震。
中央防災会議は、「東海」「東南海」「南海」の3地震が同時発生した場合の被害想定を公表ました。
発生時刻などで被害状況は変わるものの、最悪の場合、死者は約2万4700人、震度7の激しい揺れや10メートルを
超える津波で約96万棟の住宅などが全壊、経済被害は約81兆円に達するとしています。
緊急地震速報を受信してから巨大地震が来るまでの猶予時間、及び比較的大きな過去の地震おける実際の猶予時間
をご覧になって下さい。 「地震が来るまでの猶予時間」
以下は、「東海」「東南海」「南海」の予想震度分布図ですが、多くの地域で震度5以上を記録、震度6を超える地域は
人口密集地域も多くその被害が心配されます。
これらの地震は海溝型の地震であるため、津波の心配がより大きな被害をもたらすので、海岸付近では特に警戒が必要に
なります。
東海地震は、明日にでも発生しても不思議でない状態です。
又、
東南海地震と
南海地震は
日本最大級の地震と言われています。
今まで同時に発生するか、あるいは先ず東南海地震が発生し、その後2年以内に南海地震が発生している事実があるの
で、より注意が必要になります。
いつ発生しても不思議でない、「東海」「東南海」「南海」地震の発生確率を考えてみました。
「地震の発生確率」 を参考にして下さい。

阪神・淡路大震災では、死傷者の約80%以上の死因が建物の倒壊による窒息死・圧死、同じく負傷者の約80%以上が、
建物が倒壊、家具などの転倒による負傷でした。
地震の発生時刻、状況により被害予測は異なりますが、「東海」 「東南海」 「南海」地震により、約2万人が建物の下敷き
になり圧死、窒息死で死傷することも考えられます。
ほとんどの地域において、震度5以上の揺れを感じ、震度5強を超えると歩行が困難になるため、突然襲ってくる地震の
場合には家屋から逃げることも出来ません。
早急に、耐震対策・家具の固定など防災対策をとることが重要ですし、「緊急地震速報」の活用をお薦めします。
また、「ゆれやすさマップ」でお住まいの場所が、より「ゆれやすいか」をチェックして下さい。
「東南海地震」「南海地震」をクリックすると、詳細な震度分布図を表示します。