上図はテレビ・ラジオ等で配信した時点で
揺れが到達するまでの猶予時間
震源地を除き多くの地域で「揺れる前に」
地震警報が発令されました。
上図はデジタルなまずが配信した時点で
揺れが到達するまでの猶予時間。
場所によっては、10秒前に震度6強を警告
改めて、有効性の確認、今後の期待度大!
テレビ・ラジオ、多くの場所で揺れる前に放送
コメント
今回の地震では、震源地付近を除き多くの地域で「揺れる前に」一般向け緊急地震速報がテレビ・ラジオなどで放送
されました。
場所によっては、震度5弱以上の場所でも5秒から15秒程の猶予時間があったと思われます。
ただ、テレビ・ラジオなどを聴いている場合のみですが、これにより改めて緊急地震速報の有効性が確認されました。
今回の地震で、震源地付近を除き、事前に揺れを放送出来た理由として、
最初の震度6強では第2報、次の余震である震度5弱では第3報で配信されたために事前にお知らせすることが出来ま
した。 先日5月8日の茨城県沖では第1報から約50秒後の第9報で一般向け(テレビ・ラジオ)が配信されたために、
「揺れた後にもしくは揺れてる間に」放送されることとなりました。
「デジタルなまず」などの高度利用者向けは、一般向けよりさらに約2秒〜5秒ぐらい早く配信されました。
なお、この余震の後に14時間以内にさらに震度4程度の緊急地震速報が気象庁より4回配信されましたが、これらに
ついては、一般向け(テレビ・ラジオ)などでは放送されず、デジタルなまずなどの高度利用者向けの受信装置に対し
配信されました。 余震によるさらなる被害拡大を防ぐためにも、高度利用者向け(デジタルなまず)のより普及が
望まれるところです。
平成20年06月14日08時43分 深さ8km マグニチュード 7.2 最大震度 6強
岩手・宮城内陸地震 「緊急地震速報」と「デジタルなまず」の発報
一般向け猶予時間 (テレビ・ラジオ・携帯など)
高度利用者向け猶予時間 (デジタルなまず)
「デジタルなまず」と「テレビやラジオ」が伝える猶予時間は異なります。
平成20年06月14日09時20分 深さ10km マグニチュード 5.6 最大震度 5弱
37分後の余震における配信
37分後に発生した震度5弱の余震では、一般向け緊急地震速報が気象庁からの第3報で配信されました。
このため、6強の地震に比較すると、配信されるまでの時間は遅れたものと思われます。
デジタルなまずなどの高度利用者向けの配信は、常に第1報により配信されるため、このケースでもテレビ・
ラジオなどより、約5秒程早く配信伝達することが出来ました。
図:気象庁資料より
三重県津市のデジタルなまず 134秒前に震度1
神奈川県横浜市のデジタルなまず 76秒前に震度2
宮城県仙台市 震度5強 14秒前 宮城県大衡村 震度5強 10秒前
宮城県宮城郡 震度3 13秒前 山形県新庄市 震度3 15秒前
仙台市青葉区 震度3 15秒前 新潟市 震度2 49秒前
東海村 震度1 65秒前 横浜市 震度2 76秒前
津市 震度1 134秒前
今回の地震は土曜日に発生したため、企業ユーザー様が多数を占める弊社では実際に体感された方が少なく、
さらにその後も数時間以内に余震が複数起きたために発報履歴も残っていないユーザー様が多数を占めており
ます。 そんな中での貴重なユーザー発報事例の一部をご紹介いたします。
各地における「デジタルなまず」の発報レポート